2012年5月19日土曜日

東日本復興支援で気仙沼・大島へ 【2】                      お年寄りの孤独死防止☛園芸療法+伊勢原男声合唱団の歌声

風呂場とトイレは残った
2日目の「園芸療法」の最初の訪問地は島の中学校校庭に建てられた仮設住宅。
外には誰も出ておられないので、一軒一軒お尋ねし、お声をかけて、集会室にお出で頂く。杖をついた方にはメンバーが連れ添う。集会室には10人ほど来ていただいた。
仮設住宅
驚いたことに集会室の壁には模造紙に書かれた「ふるさと」の歌詞が・・。もっけの幸いと「最初にふるさとを歌いませんか?」と提案。島の皆さんに聴いて頂き、元気になって頂こうと持参した「伊勢原男声合唱団 マイスタージンガー」の歌を吹き込んだテープを回す。加藤さんのピアノが流れ、歌が始まると皆、歌詞に目を写し、大きな歌声となった。作業は始まったがバックミュージックに流していたテープが「浜辺の歌」を歌い始めると、「この歌、大好き!!」と大きな声が・・・。「これは、私たち、神奈川県の辻堂と云う海岸の歌です。」と説明。しかし、歌声の方が大きい。
時計の下が歌詞カード

「持ってきて、良かった!!」と改めて旨を撫で下ろす。「マイスタージンガー」の木下先生以下、団員の皆さんのご協力に感謝した。その日の夕方、宿の女将さんから5人のクルーの話を聞いた島の小学校の校長先生から校長室のご招待を頂いた。校長は震災後、4月に着任した島出身の方と云う。素晴らしい人事だ。話の途中で「合唱団」の話になると、「私は朝礼で、ギターを弾き、子どもたちと歌を歌っている。歌は<青い山脈>」という。側にギターもあった。「一曲どうですか?」と促すと「やりますか!!」とギターと手にし、弾き出す。職員会議後の校長室から響き渡った。私も日頃の練習の成果を精一杯出るように、立って歌いだしていた。
小学校グランド
校長先生と
その後、ご案内頂いた学校の窓から校庭に立つ「二宮金次郎」の銅像が見えた。地震で足が折れたが直したと云う。側には声帯模写の江戸屋猫八・子猫の名前も彫られたた碑が建てられていた。

持参したテープは、宿の女将さんから届いたら、子どもたちにも聴かせたり、関係者に届けると云う話もしてくれた。歌好きの校長は約束を守ってくれると思う。




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